2007/02/10 Sat 05:17
げんちゃんすごろく

今日はあやちゃんと遊ぶ日。
あやちゃんのためにぼちぼち作ってきた双六を一緒に完成させた。
あやちゃんは小学3年生で、色が白くて笑うと片方のほっぺにエクボができるキュートなお嬢さんだ。
そのあやちゃんは算数の計算と字を読むことがちょいと苦手で、それでも一生懸命頑張っている彼女を私は心から尊敬している。
そんなあやちゃんが 少しでも楽しく漢字を覚えたり計算ができるようにならないものかと、ない知恵を絞って考え出したのが「げんちゃんお散歩すごろく」。
あやちゃんは大の犬好きで、私の実家で飼っている犬の写真を見せたら大層気に入ってくれて、今あやちゃんちのPCの壁紙はうちのアホ犬だ(笑)
本当はあやちゃんも犬を飼いたいのだが マンション住まいなのでしばらくはじっと辛抱の子なのだ。
で、双六だが
ダンボール箱の側面を切り取りそれに色画用紙を貼り、進むマス目もやはり色画用紙を切り抜いて糊で貼り付ける。
あらかじめ輪郭を書いておいた色画用紙をあやちゃんが慎重にはさみで切っていく。(あやちゃんは手先の微細運動が苦手なので、これも訓練になるのだ。)
様式は ごくごくありきたりの双六で、サイコロで出た目の数だけ進み、マス目のところどころに指示が書いてあってそれに従い、、また 止まる度に裏返しにして積んであるカードを一枚めくってそのカードの指示を実行するというもの。
マス目には、
「3が出たら5つ進む」
「3回まわってワンと言う」
「げんちゃん脱走、ふりだしにもどる」
「げんちゃんお昼寝、1回やすみ」
「げんちゃんウンチ、1回やすみ」・・・・・などなど
そして肝心なのが止まる度に引くカード。カードは引くたびにそれを音読する。(あやちゃんは音読も苦手)
カードには
「自分の右手で となりの人の鼻をつまむ」(ここで漢字が4組と左右の認識)
「チョコを買って お金を80円はらう」(実際にお金を用意しておいて数えさせる)
「"寒い"の反対語を言いましょう」・・・・・などなど
サイコロは2つ使い、出た目を足してその数だけ進む。(計算の練習)
カードを進度に応じて変えていくことで何度も遊ぶことができる。
実はこっそり「となりの人のかたを10回もむ」など、私自身のためのカードも忍ばせてあるのだが、そんなのに限って自分で引いてしまうんだろうな(笑) 動機が不純だから(笑)
と まあこんなカードをとりあえず50枚ほど用意しておいたのだ。
二人で指先を糊でバリバリにしながらこの双六を完成したところで夕食の時間。私の一番幸せな時間(笑) 今日は魚介類や野菜の天ぷらをおなかいっぱいいただいた。うーーん、満足満足(笑)
食後あやちゃんのお母さんも加わって双六で遊ぶ。ゆっくり時間をかけながら、必要に応じて助け舟を出したりして、あくまでも楽しむことを優先してゲームをすることが第一なのだ。
激戦の末、トップでゴールしたのは あやちゃん。あやちゃんの嬉しそうな顔を見て、こちらも嬉しくなって思わずニヤニヤしてしまう(笑)
これが好評ならば、他の子供たち向けにも作ってみよう。
時々この双六で遊んでくださるようにご家族にお願いしてあやちゃんの家を出た。
空を見上げれば今夜は満月だ。
(2004・7・3 記)