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配慮をお願いするということ (1)

新学期が始まって2ヶ月が過ぎ、子供達もそろそろ新しい学校やクラスに慣れてくる頃です。でも、発達障害を持つ子供たちにとって 新しい環境に慣れるという事は大仕事ですし、新たな問題を抱え込むことにもなりかねないという危惧もはらんで、本人も親も大変な緊張を強いられる時期なのです。
(今ではいつも賑やかでうるさい程の私でも 高校生までは本来の人見知りの性格から4月は毎年憂鬱でした。)

子供に何らかの発達障害があると認知してる親御さんは、就学・進級・進学に際して、大抵の場合 事前或いは新学期が始まってすぐに学校に子供の状態の説明とそれに対する配慮のお願いに行きます。(一人ひとりの子どもに応じた配慮というものは 本来はどの子供にも行われて然るべきものです。いわゆる健常児にも、引っ込み思案の子供もいれば元気を持て余すくらいの子供もいたり、暢気な子供も居ればせっかちな子供もいて十人十色なんですから。)

まず、小学校入学に際して

できればクラス編成される前に(例えば就学時検診の時など)子供の特徴を説明して 何らかの配慮が必要なことを伝えます。
その際、同じ幼稚園・保育園から入学する子供が居たら同じクラスにしてもらえるように頼むことも有効な手立てです。
たとえ本人同士が特別仲がよくなくとも、見知った顔がクラスの中に居るということだけでも、かなりの安心感が得られます。
また親同士コミュニケーションをとることで、先生からも本人からも得られない子供のクラスでの様子を知ることができ、何か問題があれば早期に対処することが可能となります。

入学後・進級時などのクラス編成後に際して

新学期が始まったら できるだけ早い時期に学校に出向き子供の持つ問題について「具体的に」お話しします。(例えば、学習障害やADHDの子供たちは物事に集中できにくいので 一番前の席にして適宜声掛けをお願いする。)
この場合、相手は担任の先生だけではなく 教務主任、教頭先生(できれば校長先生にも)などの先生方にも同席していただくと良いでしょう。
このことは重要で、学校側で言えば担任一人で問題を抱え込むことなく学校全体としてサポートするという状況を作りやすいこと。子供側にとっては、もし担任の先生の対応に不都合があった場合、ともすれば閉鎖的になりがちな学級経営を風通しよくできるということがあります。

ただこの「配慮のお願い」も クラスの子供たちとの関係、担任の先生の指導方針、また先生の力量と関わってくるので非常にデリケートな問題を含んでいます。
このことについては次回に。
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