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配慮をお願いするということ(3)

配慮をお願いするということ(1)で 配慮のお願いの例を2~3挙げましたが、ここではもう少し具体的に書いていこうと思います。

・面談前の準備
面談にはじゅうぶんな時間を確保できるように、予めその旨を先生に伝え面談時間の約束をしましょう。
あれもこれも伝えたいと思っているうちに時間はどんどん過ぎていってしまいますから。

そしてその際、(1)でも記したように、面談は担任だけではなく他の先生(校長先生、教頭先生等)に同席していただけるようにしましょう。(何か起こってから初めて校長先生らに面談を求める場合、担任の先生との関係がこじれてしまうという例も少なくありませんし…)

また、その時間を有効に使うために、学校側に伝えたい事柄の要点を整理して書き出しておきましょう。

・どのように伝えるか
「具体的に」のひと言に尽きます。
教師の発達障害に対する理解の程度に差があるということもありますが、何よりも、その子供の状態・特性はその子供特有のものであるからです。

例えば、自分の思い通りの過程を経ないときにパニックを起す子供の場合、ただその事実を話すだけではなく、どんな状況で、どんな言葉かけをしたときにそうなるのか。
そしてパニックを起したときの対応として、どうするとその状況が改善されるか、逆に悪化させてしまうかを、養育者の経験を踏まえてお話しすると良いでしょう。

このときに「こんな時は このようにお願いします」と話すより、「そうなったときに家では○○したら少しずつ落ち着いたのですが、△△したら 火に油を注いだようになってしまいました」などと養育者の対応の仕方の成功談・失敗談として話す方が、より具体的なイメージを持って先生も理解できると思います。

お願いすると言うより、養育者と教師とができるだけ詳細な情報を共有して 様々な事態に対処できるようにすることが最も重要なことなのです。
そうして先生と養育者が、お互いに同じ目的(子供の成長)のために協力し 支え合えるような関係を築くことができれば本当に心強いですね。
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